倒産するタイプ

中小企業で倒産するタイプの経営者には、借金に対して非常に楽観的な考え方をしている人が多いように思います。銀行は必ずお金を貸してくれるものだと勘違いまでしている人もいるから困ったものです。借金に対して楽観的だけならまで良いですが、赤字に落ちかけている自分の経営に対しても楽観的なのですから、助かりようがありませんね。まだ何とかなるかもしれない。そう思って借入先を探していたりすると、いつまでも多重債務から逃れられず、そのうちに借金に押しつぶされる。手形の期日落ちや仕入先への支払いに困ったときに、「どうにか借りられないのか?? 」って考えることもあるでしょうが、いつまで同じように続けるのかも考えてみてください。経営コンサルティングや家計相談に乗っていると、借金があまりにも多くなってしまい、利益や収入はある程度あるのに、うまくいかないという現状を招くことがあります。そのことを一度や二度のコンサルで気付いてもらえると良いのですが、そうなるとも限りません。このような場合、客観的にそして本音で言葉を発しても、受け入れてもらえないものです。

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支払いに困ると借金することしか考えない

倒産する中小企業の経営者のタイプとして。現状の家計または会社の財務状況は、既にパンク(破たん)しているのに、まだベクトルが“どうにか借りられないか?”と考え続けるわけです。その状況は多重債務者といえ、私は『迷走状態』にあると捉えています。気付きが遅いと被害は大きく、選択肢も限られることが分かっていないのでしょう。本来であれば、倒産の2〜3年前には気がつきても決して不思議でないケースが非常に多いですね。今に至るまでに色々な考えや事情があったから、借金に対する捉え方や向き合い方を、一気に変えることは容易ではないでしょう。しかし、認識を変えないと今後の希望も見えてくるわけもない、という現状にいる人は早く気付いてほしいものです。なぜか? 被害が大きくなることが予想されますし、再生するための選択肢が必然と狭まってしまうからです。場合によっては手遅れで、自己破産や倒産といった最後の手段しか選択できず、そこからのスタートにならざるを得ないこともあるでしょう。中小企業の倒産による被害とか痛みというのは、自宅などの所有不動産を手放す、連帯保証人である人にも迷惑が掛かるなどのことです。

借金と正面から立ち向かう

借金の回避策を考えたって、現状は変わらない。目を背けず、冷静にどうするべきか考えてみよう。究極的には「いくところまでいってください!?」としか言いようがないケースも少なくありません。悪い借金を良い借金に変えるべきと提案しても、自覚がなく本筋をそらし迷走してしまう。自覚があっても、現状から目を背けたい、認めたくない、体裁上自力で何とかする方法はないか、そう思われている。もがきたい気持ちはとてもよくわかります。本筋をそらし迷走する、その本人の行動を強引に引き止めることはできません。返せると思われているのなら、何かを感じるまでやってみるしかないでしょう。しかしどう考えても、よっぽどの奇跡でも起こらない限り返せない状況ですから、「何とかなるかもしれない」と思っていても、「もうだめかもしれない」という覚悟は持っていてください。そして最大の願いは、家族や他人を巻き込まないでくださいということです。苦しくても、自分ひとりで苦しんでください。冷たいようですが、現状を理解しようともせず、ぼんやりと迷い進む迷走は、いくところまでいってもらうしかないのです。

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Copyright © 2008 倒産速報 借金に正面から立ち向かえ